高校の「総合的な探究の時間」が2022年度にスタートして3年目。探究のあり方で学校の特徴を出そうとする動きが出てくる一方、自校に合った取り組みが見つからない、年間テーマなどを考える時間がない……といった先生方の悩みも聞こえてきます。今回は、地域探究と教育旅行がテーマです。自らも地域課題に取り組む元・千葉大学工学部客員准教授の木村諭史さんをメイン講師に、中高生の学習支援などに取り組むトモノカイや東武トップツアーズの事例発表を交え、地域探究の方法論や理論を考えました。(協力・トモノカイ)
講演
木村 諭史さん(きむら・さとし 元・千葉大学工学部客員准教授、探究コーディネーター)
工学博士、東京都新島村議会議長。地域探究ワークブック製作・監修、観光事業者やガイドへのSDGs探究プログラム造成ワークショップなどを行う。地域データ整理、議会体験、婚活やアウトドアウエディング事業など産官学の領域横断で実践した知見を、探究学習の視点で整理・発信している。