発言を促したり、議論をまとめたりする「ファシリテーション能力」は、これからの教員に求められる資質・能力と言われます。子どもたちの主体的、対話的な学びを支える力をどのように身につけ、伸ばしたらいいのでしょうか。教育現場でファシリテーションを実践してきた元中学校校長で、日本ファシリテーション協会フェローの上井(うわい)靖さんを講師に迎え、学校現場におけるファシリテーションとは何かを学びました。実践事例紹介では、東京学芸大学准教授としてファシリテーションの講座を受け持つ元高校教員の藤村祐子さんに語っていただきました。

講演

上井 靖(元公立中学校校長、特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェロー)
名古屋市立中学校教諭、教頭、市教委指導主事(この頃、コーチングとファシリテーションに出会う)、校長を経て、6年前にA-sessionsを起業。学び、学校運営等の講演・研修等にファシリテーションを活かしている。現在、愛知みずほ大学特任教授。名古屋市のキャリア教育、学習支援にも関わっている。国家資格キャリアコンサルタント、法務局人権擁護委員。

事例紹介

藤村 祐子(東京学芸大学先端教育人材育成推進機構 准教授)
東京学芸大学高校探究プロジェクト事務局。大学院修了後、高校理科(化学)教諭として滋賀県の公立高校に勤務。滋賀県総合教育センターの研修指導主事時代に、コーチング、ファシリテーションに出会う。2021年4月より現職。「高校探究プロジェクト」において、ワークショップ型教員研修プログラムの開発や各教科における探究的な学びの実現に向けた授業づくりワークショップ等の企画・運営を担当し、ファシリテーションを絶賛活用中。今年度より教育学部生対象に開講する「学びを支えるファシリテーションの技法」担当。日本ファシリテーション協会会員。

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