公益財団法人「日本修学旅行協会」(東京都)は2023年12月、修学旅行に関するアンケート結果をまとめた「教育旅行年報データブック2023」を発表しました。全国の国・公・私立の中学1万12校から3200校を抽出し、2022年度の修学旅行の実施内容や費用、宿泊日数やコロナ禍の影響などを調査。855校(回答率26.7%)から回答を得たそうです。今回は調査結果の中から、中学校の行き先で人気の高い都道府県を5位から紹介します。

5位 千葉県(76件)

5位は千葉県(76件)でした。千葉の人気スポットと言えば、東京ディズニーリゾートです。同調査の「地域別見学先」の設問では関東の人気1位のスポットでした。パーク内で制服を着た修学旅行生の団体が楽しそうに歩き回っている様子をみると、「青春してるな~」としみじみしますよね。千葉県は昨年度と、一昨年度は新型コロナウイルスの流行の影響によって、ランキングの21位以下に分類されていました。

4位 東京都(95件)

4位には東京都(95件)がランクイン。こちらも千葉と同様に久しぶりに上位に返り咲きました。同調査によると、東京では、東京スカイツリーや浅草、国会議事堂、お台場などが人気の見学先になっているそうです。修学旅行で初めて東京に来て、渋谷のスクランブル交差点の人の多さに驚いたという人も多いはず。

3位 大阪府(122件)

3位は天下の台所、大阪府(122件)が選ばれました。大阪と言えば、たこ焼き、串カツ、お好み焼き、豚まんなどグルメも豊富な都市。さらに若者や子どもたちに人気のユニバーサル・スタジオ・ジャパンもあります。こちらも昨年度の13位から大幅に順位を上げました。会場建設費や運営費が話題になっている大阪万博が2025年に開催されると、街のにぎわいは一段と増すのでしょうか。