文部科学省の調査によると、不登校の小中学生は約30万人、長期欠席の小中学生は約46万人、日本語指導が必要な外国籍などの小中高校生は約6万9千人に上ります。京都教育大学教授の黒田恭史さんは、こうした子どもたちの学びを支えるため、日本語を含む多言語に対応した学習コンテンツ制作などを手掛けています。こうした子たちに必要な学習支援とは何なのか、黒田さんの実践をもとに一緒に考えました。

学びのポイント

・不登校の子どもたちにどんな学習支援をしたらいいか、手がかりがつかめる
・外国籍など日本語指導が必要な子たちに必要な支援についても、具体的にイメージができる
・映画「ブタがいた教室」にまつわるエピソードが聴けるかもしれない

イベント登壇者

黒田 恭史さん(くろだ・やすふみ、京都教育大学教育学部数学科教授)
学校で豚を飼う小学校教員時代の実践が、2008年に「ブタがいた教室」として映画化。16年からは、不登校の子どもや外国人の子どものための多言語に対応した算数・数学動画コンテンツ制作を学生らとともに開始し、専用ホームページで無償公開している。著書に「本当は大切だけど、誰も教えてくれない算数授業50のこと」、「動画でわかる算数の教え方」(明治図書)などがある。

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