授業中に複数の子どもが教室を飛び出してしまう、席を立ってなかなか座らず授業が進まない……。「学級崩壊」という言葉が使われるようになった1990年代後半から四半世紀がたち、今再び学校の「荒れ」が問題となっています。一見落ち着いて見える教室でも、教員の質問を無視するといった「静かな荒れ」が広がっているとの声もあります。学級崩壊や子どもの問題行動について研究している白梅学園大学教授の増田修治さんに、今の子どもの問題行動の裏に潜む思いや、学級級崩壊に対処するための方策などについてお話しいただきました。(協力・社会応援ネットワーク)

イベント登壇者

増田 修治さん(ますだ・しゅうじ) 白梅学園大学子ども学部子ども学科教授。小学校教諭として28年間勤務し、2008年より現職。小学校教諭を目指す学生の指導と共に、東京都板橋区の保育園と12年間共同で、感覚統合や体幹と子どもの発達の関係性について研究を行う。専門は臨床教育学、教師教育論、教育実践論、学級経営論。川越市幼保小連携協議会のアドバイザー兼協議会会長として、幼保小の連携についても研究している。1998年度と2019年度の学級状況調査を比較した報告書、「『学級がうまく機能しない状況』(いわゆる「学級崩壊」)の実態調査と克服すべき課題」が話題となり、各メディアで「静かな荒れ」と報じられる。

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