地球規模の課題が深刻化する中、現役教員が1年かけてそうした課題と向き合う授業案を研究・開発・実践する朝日新聞社の「連続講座」の中間発表の場として、オンライン勉強会「ともに創(つく)る 深いSDGsと新たな学校文化」を開催しました。2023年度のテーマは「食」。ウェビナー冒頭では、ユネスコ本部の専門委員としてESD(持続可能な開発のための教育)の推進に10年以上にわたり取り組み、本講座の特別講師も務めている永田佳之・聖心女子大教授に基調講演をしていただきました。ぜひご視聴ください。
イベント登壇者
永田 佳之先生(ながた よしゆき 聖心女子大学現代教養学部教育学科教授、グローバル共生研究所副所長)
2022年より日本国際理解教育学会会長に就任。「国連ESDの10年」以後、ユネスコ本部の専門委員としてESDの推進に従事。最近はOECD及びユネスコの気候変動教育に現場の教師や若者らと取り組み、日本からのメッセージを発信している。また、自然界と人間との関係性を再構築するための「ハーモニーの教育」のセミナーも現場の先生方と共に展開。『気候変動の時代を生きる:持続可能な未来へ導く教育フロンティア』『ハーモニーの教育:ポスト・コロナ時代における世界の新たな見方と学び方』(共に山川出版社)など著書多数。
山藤 旅聞先生(さんとう りょぶん 新渡戸文化中学・高等学校副校長)
2004年より都立高校で生物の教員となり、生徒が主体的に学びを進める授業を研究・実践。現在は多数の企業やNPO/NGOと協働したPBL(Project Based Learning)で100を超えるプロジェクトを生み出している。2017年「未来教育デザインConfeito」を立ち上げ、(一社)Think the Earthにも所属し、全国で出前授業や講演を展開。2019年グッドライフアワード 環境大臣賞受賞。
松倉 紗野香先生(まつくら さやか 埼玉県立伊奈学園中学校教諭)
2004年より埼玉県中学校英語科教員として、公立中学校に勤務。2015年度より4年間、研究開発学校研究主任として公立中学校初の「グローバルシティズンシップ科」の創設に携わる。現在は、開発教育、国際理解教育、グローバルシティズンシップ教育に関する研究・実践を続けると同時に認定NPO法人開発教育協会(DEAR)理事として、教材の執筆、ワークショップのファシリテーターを務める。共著に『SDGs学習のつくりかた』(開発教育協会)、『SDGsカリキュラムの創造』(学文社)、『ポスト・コロナショックの授業づくり』(東洋館出版社)など。
栢之間 倫太郎先生(かやのま りんたろう 新渡戸文化小学校教諭)
東京都の公立小学校にて勤務した後、2019年度より現職。2017年にJICA東京が主催する「教師海外研修」でザンビア共和国を訪れ、帰国後にSDGsの視点で子供たちが自由にプロジェクトを立ち上げるPBLを実施した。現在は新渡戸文化学園で初等教育の改革に注力。プロジェクト科を立ち上げチーフデザイナーとして全学年のプロジェクトデザインのサポートを担当。共著に「身の回りから考えるSDGs(子どもSTEAMシリーズ)」(アルク)。
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