エンタメ情報と高校生の活動を紹介するウェブメディア「YOUTH TIME JAPAN project」を運営する「シップ」(東京都港区)は3月、同プロジェクト参加校の高校生を対象に実施したアンケート「教科書に残したいアスリート」の結果を発表しました。調査は2023年1月16日~2月1日にウェブやFAXを通じて行い、733人から回答を集めたそうです。回答者1人につき、最大2人まで選べる形で投票してもらい、ランキングを作成したそうです。今回はトップ10からご紹介します。

9位 浅田真央さん/長友佑都さん

同率で9位に選ばれたのは、フィギュアスケートの元世界女王でプロスケーターの浅田真央さんと、プロサッカー選手でFC東京の長友佑都さんでした。浅田さんは2023年3月、東京都立川市に自身が総合プロデュースを手掛けるスケートリンク「MAO RINK」を新設すると発表したことでも話題になりました。プロスケーターとして活躍する傍ら、後輩の選手たちの育成やその環境を整えることにも取り組んでいるようです。長友さんは2022年のサッカーワールドカップに日本代表として出場。同大会では、日本代表がドイツやスペインなどの強豪国を打ち破るなど大躍進を見せました。長友選手が試合後の興奮状態で「ブラボー」を連呼し、話題になったのも記憶に新しいです。

8位 室伏広治さん

8位に選ばれたのは、2004年のアテネ五輪で陸上男子ハンマー投げの金メダリストとなった室伏広治さんでした。選手時代に語っていた座右の銘は「一投一念」。年齢とともに記録が伸び悩むなか、投げ方やトレーニングに工夫を重ね、2012年のロンドン五輪では自身の最高記録には及ばなかったものの銅メダルを獲得。競技にかけるひたむきな姿勢は、見ている人の心を熱くしてくれました。2020年にはスポーツ庁長官に就任。今の高校生には、ハンマーを投げた後に勇ましく叫んでいるイメージよりも、長官として語っているイメージの方が強いかもしれませんね。

7位 本田圭佑さん

7位は元日本代表のサッカー選手本田圭佑さんでした。2022年のサッカーワールドカップでは、インターネットで中継された試合の解説者としても活躍。的確なコメントが評判となり、試合後にはSNS上で「本田△(ほんださんかっけい/本田さん格好良い)というワードが話題となりました。今年1月まではカンボジア代表のGM(ゼネラルマネジャー)を務めたほか、サッカースクール経営者としての一面も持つなど、様々なことに取り組んでいく姿は、従来のサッカー選手像を塗り替えてくれたように思います。