求人情報サイト「Biz Hits」などを運営する「ビズヒッツ」(本社三重県鈴鹿市)は2023年2月、社会人になってから1万~3万円のお金を借りた経験がある人に「お金を借りた理由に関する意識調査」の結果を発表しました。今回は調査結果から、お金を借りた理由をランキング形式で紹介します。調査は2022年11月15~26日にインターネットで実施し、男性255人、女性241人の計496人に複数回答で理由を聞いたそうです。

調査では「社会人になって初めてお金を借りたときの年齢」も聞いており、半数超が20~24歳の「初めて借りた」と回答を寄せたそうです。高校では2022年度、金融教育が本格化しましたが、今回のランキングが社会に飛び立つ高校生や大学生を受け持つ教員の皆様の参考になれば幸いです。

7位 引っ越し費用/冠婚葬祭の費用

引っ越しのイメージ写真

7位は22票ずつで、「引っ越し費用」と「冠婚葬祭の費用」がランクインしました。新社会人となり、就職のための転居を経験した人も多いはず。引っ越しの時には敷金・礼金の支払いや、家具・家電の購入などでいつも以上にお金がかかりますよね。今回の調査でも「就職時に引っ越し費用などがかかり、お金が足りなくなった」(23歳男性 ※年齢はいずれもお金を借りた当時のもの)などの声も寄せられていたようです。

冠婚葬祭の費用も社会人ならではの出費かもしれません。「ご祝儀が続いて払えなかった」(24歳女性)や「給料日前に取引先で不幸があり、お葬式に行くことに。香典を出すためのお金を借りました」(27歳男性)などの理由が挙げられていました。

6位 車の購入・維持費

6位は28票で「車の購入・維持費」でした。私も新社会人となって、取材に使う中古車を購入しましたが、お金が足りず借金をしました。車を購入する場合はほとんどの人が借金をするのでは・・・とも思いますが、すでに車を持っている人でも「修理をするため」(21歳女性)や「車検代がなかった」(24歳男性)など、維持費で困るケースがあるようです。