2023年も卒業シーズンが来ました。師や友人との別れ、そして新しい出会いの季節です。ということで、今回のランキングは「好きな卒業ソングTOP10」を紹介します。日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」を提供する「バイドゥ株式会社(本社:東京都港区)」がアプリ上で2023年1月13日~30日に調査を実施し、10~24歳の男女585人から回答を集めたそうです。
10位 ともに/WANIMA
2016年にリリースされたWANIMAの「ともに」が10位にランクインしました。同年には制汗デオドラントのCMソングに選ばれ、人気となりました。「アップテンポな曲で聴いてて楽しいし頑張って前を進もうと思えて背中を押してくれる」などの意見が寄せられたようです。「別れ道」や「出逢(あ)えてよかった」など、卒業をイメージさせる歌詞も心に残ります。
9位 友~旅立ちの時~/ゆず
9位は2013年に発売されたゆずの「友~旅立ちの時~」でした。この曲は、2011年夏の東北ツアーの際に、被災地への思いを込めてつくった曲だそうです。2014年3月に仙台市で開かれた「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」を特集した同年2月の朝日新聞紙面では、ゆずの北川悠仁さんが「どこにいても、音楽を通じてつながっているんだと伝えたかった」と思いを語っていました。今回の調査では「卒業式で流れて学校が別々になってしまう友達と号泣した曲」などの声が寄せられていました。
8位 点描の唄(FEAT.井上苑子)/Mrs.GREEN APPLE
8位には人気ロックバンドMrs.GREEN APPLEの「点描の唄(FEAT.井上苑子)」がランクイン。卒業というイメージは無かったのですが、歌詞には「忘れたくない」「思い出」「出会えて幸せです」などのフレーズが入っていることが人気の要因かも知れません。調査には「卒業式の季節に推しが歌ってくれて泣いた」「透き通るような声が青春を連想させる」という意見が寄せられたそうです。
7位 365日の紙飛行機/AKB48
7位はAKB48の「365日の紙飛行機」でした。2015年から放送されたNHKの連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌でもあり、幅広い世代に浸透し愛されているのかも知れません。「未来に向かうって感じで好きなフレーズ」「紙飛行機で飛び出して行く感じがいい」「卒業の時、下級生の子達が歌ってくれた」「幼稚園で歌った」という声が寄せられたそうです。初めて聞いた時には「人生は紙飛行機」と断定する歌詞に驚かされましたが、距離よりもどこを飛ぶのかが大事だという内容にうなずきました。新しい道へ進む卒業生にも、前向きな歌詞が胸に刺さったのでしょう。
6位 YELL/いきものがかり
6位にはいきものがかりの「YELL」がランクインしました。卒業式で会えなくなる友と別れる時の「サヨナラ」は、つらく寂しいものです。ですが、この曲では「サヨナラは悲しい言葉じゃない」と諭すように歌います。YELLの歌詞は、門出に立つ卒業生たちの背中を押すようにも読み取れます。調査に寄せられた回答では「寂しさをかみ締められるけど、未来を見ている」という意見も寄せられていました。