多様性に配慮し、誰もが尊重される学校を作るために、教職員にどんなことができるのでしょうか。NPO法人School Voice Projectと協力して開いた寺子屋朝日ウェビナー「LGBTQ+の視点で考える学校づくり―誰もが尊重される学校へ―」は、そんな問いの答えを探ることがねらいでした。桐朋小学校教諭の星野俊樹さんに実践例を語っていただき、インクルーシブ教育に取り組むSchool Voice Project理事の武田緑さんとトークセッションしていただきました。
※予定されていた小野アンリさんの講演は、都合により中止となりました。

星野さんは講演で、「生と性の授業」と名付けた実践をする際に大事にしてきたことが三つあると明らかにしました。その一つが「『隠れたカリキュラム』を意識すること」でした。隠れたカリキュラムとは、「学校教育においてはっきりと言明されることなく、暗黙のうちに教授・学習される価値や規範」のことです。詳しく知りたい方は、アーカイブ動画をご覧ください。

イベント登壇者

星野俊樹さん(桐朋小学校教諭)
1977年生まれ。出版社勤務を経て小学校教員に転職。都内の公立小学校に6年間勤務した後、2016年に私立桐朋小学校に着任。社会的排除に向き合う人権教育に関心があり、現在は包括的性教育の教育実践を模索中。

武田緑さん(NPO法人School Voice Project理事、教育ファシリテーター)
学校現場をはじめ多様な関係者とつながりながら、イベント企画や研修、執筆、教育運動づくりなどに取り組む。現在は大人も子どもも幸せでインクルーシブな学校教育の実現を目指して、NPO法人School Voice Projectの活動に特に注力している。関心テーマは「人権教育」と「教育の民主化」。

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