子どもの習い事情報を発信するメディア「習い事スクスク」を運営するFanss(本社横浜市)は2023年3月末、「小学生に人気の習い事ランキング」を発表しました。調査は2022年12月25日~12月31日にインターネットで実施し、0歳~12歳の子どもをもつ保護者551人(0歳~5歳199人、6歳~12歳352人)を対象に、子どもが習っていた、もしくは習っている「習い事」を複数回答で調べたそうです。今回のランキングは、調査結果のトップ10から順番にご紹介します。

10位 珠算(しゅざん)・そろばん(6.3%)

10位は珠算・そろばん(6.3%)でした。パソコンやスマートフォンが身近となった今、使う場所は少ないようにも思いますが、調査では「計算力をつけるため」(東京都/37歳女性)などの回答が寄せられたようです。画面に高速で映し出されていく数字を、頭の中で計算する「フラッシュ暗算」を知っていますか? フラッシュ暗算を得意とする人の多くは、そろばんを頭に浮かべながら回答しているらしいです。簡単な足し算もうっかり間違える私としてはぜひ身につけたい能力ですが、大人になってからでも出来るのでしょうか?

9位 ダンス(6.5%)

9位はダンス(6.5%)が選ばれました。小中学校で必修となったこともあり、私が子どもだった20年ほど前よりもかなり身近な習い事になっているように思います。自宅の近くの中学校からも、昼時になると生徒たちが練習している音楽などが聞こえてきます。今回の調査では「リズム感を育むため」(静岡県/30歳女性)などの回答が寄せられたようです。

8位 サッカー・フットサル(11.4%)

8位に選ばれたのはサッカー・フットサル(11.4%)でした。Jリーグの開幕が1993年。あれからサッカー人気は着実に高まってきたように感じています。かつてはサッカーと野球が公園での2大人気スポーツという感覚でしたが、今回のランキングでは野球はランク外でした。都心部では多くの公園が球技禁止の看板を設置しているのも影響しているのでしょうか。

7位 運動・体操(12.2%)

7位は運動・体操(12.2%)でした。調査に寄せられた声では「学校の体育で役立つから」(兵庫県/43歳女性)や、「鉄棒やトランポリンなど、週に1回でも思い切り体を動かすことは楽しいかなと思ったから」(大阪府/34歳女性)といった回答が寄せられたようです。マット運動や跳び箱といった、公園や自宅ではなかなか出来ない運動を学べるのも魅力ですよね。小学6年生まで跳び箱が出来なかった私がもし、子どもの頃に習い事を選べたとしたら、体操を習っていたかも知れません・・・。

6位 通信教材(12.5%)

6位は通信教材(12.5%)が選ばれました。通信教材というと、テキストや添削用プリントといった紙の教材のイメージが強いですが、最近ではタブレット端末を使った教材も登場しています。音声や動画、タッチ操作など、紙の教材とは異なる学びの要素も採り入れて、子どもが楽しく学べる工夫が施されているようです。ちなみに私は小中学生の頃、ポストに届く通信教材の宣伝用の漫画を読むのが大好きでした。

5位 書道・習字(13.9%)

5位は書道・習字(13.9%)でした。歴史ある書道が、いまもなお人気の習い事のランキングに入っているというのはすごいですね。最近はパソコンで文書を作成することが多くなり、直筆を使うこともずいぶん減りました。とはいえ、調査には「字がきれいにかけるようになるため」(大阪府/48歳女性)などの回答が届いています。私も大切な手紙を贈るときなどには、直筆で書ける方が素敵だと思っているのですが・・・、あまりに字が汚いのでためらってしまいます。

習字のイメージ