教育や教職の魅力を発信するため、10月12、13日に東京学芸大学小金井キャンパス(東京都小金井市)で開かれる教育研究イベント「Tokyo Education Show」(TES)。その運営スタッフ約150人の大半は、大学生ら若者たちで占められています。教育や教職にどんな思いを抱いてイベントづくりに参加しているのでしょうか。
「教育をもっとポジティブに」
東京学芸大教育学部2年の菅谷莉央さん(19)はTES事務局の広報チームのメンバー。目標とする4千人の参加者を集めるため、チケット申し込み開始など節目ごとにSNSなどでの情報発信したり、メディアに対応したりといった学内外の広報活動に取り組む。本番でも、多くの方にTESの盛り上がりを体感してもらおうと、SNS発信を続ける予定だ。
全国の先生たちをはじめ、教育に携わって頑張る人を見ていると、それぞれが孤立した「点」のように感じる。つないで「線」や「面」にすることで化学反応が起き、学校は子どもたちがもっと幸せに過ごせる場になるかもしれない。1年生だった昨年度は「単純に、イベントおもしろそう」と思って運営に加わったが、そんな化学反応のきっかけを自分も作り出したいと思い、今年はTESを支える役目を引き受けた。
茨城県出身。教育に関心を持ったきっかけは……