朝日新聞で16年続いた連載企画で紹介された教員たちが語る寺子屋朝日の人気ウェビナー「花まる先生と考える『未来の教育』プロジェクト」。7回目となる今回は、夏休み明けの登校しぶりや自殺願望など、苦しい子への対応について考えました。登壇者は、心理と教育の両面から子どもたちを支える方法を考える都内公立小学校養護教諭で主幹教諭の竹川優子さん、学級内・職員室内での声がけにも詳しい川上康則さん、自殺予防について授業や研修を行う日本自殺予防学会理事の阪中順子さんです。
こんな人にオススメ
- 長期休み明けに気をつけるポイントを知りたい
- 教職員の連携について学びたい
イベント登壇者
竹川優子さん(たけかわ ゆうこ) 東京都杉並区立高井戸東小学校主幹教諭(養護)
東京学芸大学大学院修士課程修了。公認心理師。多くの学校や自治体で「学級経営」「集団づくり」のアセスメントを行う傍ら、不登校、保健室登校、いじめ問題についての研修講師を務める。様々な職種と学校問題を心理の視点で考える場として「教育✕心理研修会」を昨年度に発足し、代表を務める。
川上康則さん(かわかみ やすのり) 杉並区立済美養護学校主任教諭
筑波大大学院修士課程修了。公認心理師、臨床発達心理士、特別支援教育士SV。特別支援学校での指導を中心に「授業のユニバーサルデザイン」の研究にも深くかかわる。著書に「教室マルトリートメント」(2022年、東洋館出版社)、「教師の流儀 正解のない問いを考える」(2024年、エンパワメント研究所)、編著に「不適切な関わりを予防する教室『安全基地』化計画」(2023年、東洋館出版社)ほか。
阪中順子さん(さかなかじゅんこ) 日本自殺予防学会理事、元公立小中学校教諭
兵庫教育大学大学院修士課程修了。臨床心理士、学校心理士スーパーバイザー。教育委員会の学校支援カウンセラー、奈良女子大学大学院非常勤講師を経て、大和高田市立看護専門学校非常勤講師。現在、日本自殺予防学会理事、文部科学省「児童生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議」委員を務めるほか、全国の学校や教育委員会などで自殺予防につながる授業や研修を行う。著書に「学校現場から発信する子どもの自殺予防ガイドブック」(2015年、金剛出版)など。
コーディネーター
宮坂麻子(朝日新聞 編集委員)