独立行政法人国際協力機構(JICA)はこの夏、全国の教員が開発途上国を訪れ、途上国の現状や国際協力について学ぶ「教師海外研修」を3年ぶりに本格再開します。これに先立ち、5月10日(水)午後5時半から1時間、オンラインでの募集説明会が開かれます。研修の概要のほか、海外研修を授業にどう生かしているかなど過去の参加者の体験談も聞くことができます。

JICAの教師海外研修とは

開発途上国を訪問し、各国の現状や課題、日本との関係、国際協力の現場を体験することで、国際理解教育や開発教育の意義への理解を深め、継続的に国際理解教育や開発教育を実践してもらうことを目的としている。また、研修参加者どうし意見交換したり、知見を共有したりしてもらうことを通し、そうした教育を広げることも目指している。

コロナ禍のため2020年度から中止が続いていたが、22年度に学校管理職などに向けた一部コースのみが再開された。本格的に実施するのは19年度以来となる。23年度は計11コース計約100人を予定し、大半は学校が夏休みとなる7~8月に実施する、期間は1週間~2週間ほどだ。

派遣は国内に11カ所あるJICAの拠点ごとに行い、派遣先はJICA東北・JICA二本松ならモザンビーク、JICA九州ならベトナムなど、拠点ごとに異なる。勤務先がある都道府県を管轄する拠点のコースに参加できる。小、中、高校、特別支援学校などの教員や教育委員会関係者らが対象で、応募者多数の場合は選考となる。

230428 トリミング)教師海外研修@エジプト 児童と一緒
教師海外研修でエジプト・カイロ近郊の小学校を訪れた参加者ら=2022年12月、JICA提供

事前・事後の研修や成果報告会にも参加してもらうことが必要で、海外研修と事前・事後研修の費用はJICAが負担する。

オンラインで募集説明会

募集説明会では、こうした教師海外研修の概要のほか、過去に研修に参加した教師3人が体験談を披露し、3人による座談会もある。「スケジュールはどのように進みますか」「学校業務との両立は大丈夫?」「費用はどのくらいかかりますか」「研修でどんなことが学べますか」といった疑問に答える質疑応答の時間ももうける。プログラムは以下の通り(カッコ内は研修年と派遣先)。

○教師海外研修の概要説明

○これまでの参加者の体験談

「管理職からみた教師海外研修」
湘南学園学園長 住田昌治先生(2022年、エジプト)

「教師海外研修から始まった国際理解教育のキャリア」
広島県三原市立三原小学校 田中涼子先生(2010年、マラウイ)

 「教師海外研修の経験を活かした授業実践」
宮崎学園高等部 伊東望先生(2016年、マラウイ) 

○参加者3人による座談会~質疑応答

詳しくはJICA地球ひろばの下記ホームページで。申し込みも同じページにある関連リンクからできる。

【参加者募集】2023年度教師海外研修(一般コース)募集説明会を開催します! (オンライン開催) | お知らせ・トピックス(2023年度) | ニュース - JICA地球ひろば