ゲームの要素を組織づくりなどゲーム以外のことに応用することを「ゲーミフィケーション」と言いますが、学習も例外ではありません。楽しくて、子どもたち自ら進んで取り組むゲームの魅力を生かし、学びの面白さの本質に迫ろうとするゲームも現れています。tanQ株式会社(東京都)が「遊べる教科書」として売り出しているカードゲームの一つ、「田んぼウォーズ」をやってみました。

田んぼウォーズは、飛鳥時代から平安時代までの歴史が学べる1人用のゲームで、対象年齢は7歳から。プレーヤーは農民となり、時代ごとのさまざまなできごとや、社会を変えるような発明などを経験しながら、最初は1反しかない自分の田んぼを平安時代が終わるまでにどれだけ増やせるかが勝負となる。

カードは、「飛鳥」「奈良」「平安」の3時代ごとに、できごとが記された時代カードと、1反から500反までの田んぼカードの2種類がある。まず飛鳥時代の時代カードを混ぜて山札に置き、田んぼカードから「1反」のカード1枚を自分の「田んぼ置き場」に置く。時代カードの山札から5枚取って自分の「手札置き場」に並べたらスタートだ。