子どもたちみんながデバイスを手にした今、教室は今まで通りでいいのでしょうか。「未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト」の「TEAM GIGAスクール時代の学習環境を考えよう」では、GIGAスクール時代の「教室のDX」を模索しています。費用を抑えるなど公立学校でも実装可能なモデルの提案を目指しており、その一例が、巨大なホワイトボードなどを備えた東京学芸大付属竹早小学校の特別教室「SUGOI(すごい)部屋」です。その教室で8月29日に開催した本ウェビナーは、SUGOI部屋での授業の実践例や参加企業による機器の紹介、文部科学省の施設担当者の解説など、盛り沢山の内容でした。アーカイブ動画は、末尾のリンクから視聴いただけます。資料もダウンロードいただけます。

未来の学校みんなで創ろう。プロジェクト × 寺子屋朝日オンライン勉強会 vol.2
GIGAスクール時代の教室 -「SUGOI部屋」って何だ?

イベント登壇者

加藤直樹さん(東京学芸大学ICTセンター教育情報化研究チーム 教授)
1999年東京農工大学大学院工学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て,東京農工大学助手。2004年から東京学芸大学教育実践研究支援センター助教授/准教授.2019年から同大学ICTセンター教育情報化研究チーム准教授/教授.博士(工学)。ペン入力を採用したインタフェースのデザインやシステムの開発、および、教育の情報化に関する研究に従事。教員養成へのICT活用と、教育の情報化に対応できる教員の養成に取り組んでいる。

金子嘉宏さん(東京学芸大学教育インキュベーションセンター長 教授)
専門分野は社会心理学、教育支援協働学。 一般社団法人東京学芸大Explayground推進機構事務局長、一般社団法人STEAM Japan理事、一般社団法人教育支援人材認証協会理事、NPO法人東京学芸大こども未来研究所理事、日本教育支援協働学会理事を兼任。こども、教育関連の企業に勤めながら、「遊び」についての産学共同研究を数多く実践。企業と大学、学校をつなぐ協働の推進、新しい「学びの場」の研究開発、普及に取り組んでいる。

幸阪創平さん(東京学芸大学附属竹早小学校 教諭)
東京学芸大学大学院博士課程で「子供の学びの主体性を育むカリキュラムデザイン」を研究中。元文部科学省「私たちの道徳」編集委員、東京書籍道徳科教科書編集委員。道徳教育研究会「語ルシス」運営。「SUGOI部屋」で第7回夏季セミナー「教科横断的カリキュラムデザイン 道徳科×〇〇科,領域の可能性を探る」を今夏開催。

青木栄太さん(株式会社内田洋行学びのコンテンツ&プロダクト企画部 部長)
1992年株式会社内田洋行入社。現職は学びのコンテンツ&プロダクト企画部部長として学校教育関連商品の企画開発に携わる。「未来の学校 みんなで創ろう。PROJECT」では、ICTを活用した多様な授業に対応できる、低コストで導入可能な学習空間として「SUGOI部屋」を試験的に構築し、全国の学校に普及可能な新たな学習環境の検証を推進している。

光成和真さん(ソニーマーケティング株式会社B2Bソリューション営業本部ビジネスプランニングマネジャー)
1991年ソニーマーケティング入社。現職は、デジタル田園都市国家構想の実現に向けたソリューションの開発、他社とのアライアンスを担当。「未来の学校 みんなで創ろう。PROJECT」においては、「好きに、挑む」をキーワードに、GIGAスクール時代の学習環境をアップデートしていく為に、「普通教室」「特別教室」「SUGOI教室」において、先端技術を活用した検証を推進。

小林正浩さん(文部科学省大臣官房文教施設企画・防災部施設企画課企画調整官)
2000年文部省入省。主に学校施設の防犯、環境、防災対策や公共施設等との複合化に係る文部科学省の有識者会議に事務局として従事。内閣府にて沖縄科学技術大学院大学開学に向けた施設整備、文化庁にて障害のある方々の芸術活動の振興、インドにて日本への留学支援や日本語教育振興に従事。同部災害対策企画官を経て22年4月より現職。

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