プロジェクトは東京学芸大教育インキュベーションセンター長の金子嘉宏教授らのグループが中心となって進める。すべての人とモノがつながるSociety5.0を見据え、GIGAスクール構想で導入された1人1台端末をはじめとするICTを活用して実現を目指す。東京学芸大付属竹早幼稚園舎や小・中学校のほか、チームを構成する岩手県山田町、岡山県津山市などの公立小中学校も実践の舞台となっている。
9チーム稼働、テーマは幅広く
具体的には、プロジェクトごとに9個のチームに分かれて活動している。教室のDX(デジタルトランスフォーメーション、デジタル化による変革)モデルを考える「GIGAスクール時代の学習環境を考えよう」、キャリアコンサルによるキャリア教育「自分に目をむけ興味をつなぐ、学びの場を」など比較的イメージしやすいものだけでなく、学びにゲームの要素を採り入れる「ゲーミフィケーションで学びにわくわくを。」といった挑戦的なものまで幅広い。各チームに研究者、教員、教育委員会、企業が名を連ねている。