コロナ禍の中ですが、今年は昨年のような学校一斉休校といったイレギュラーな事もなく、ほぼ例年通りの1学期を過ごせているのではないでしょうか? そして、もうすぐ夏休みがやって来ます。受験生の皆さんはこの夏休み中に勉強を頑張って、秋に向けて一気にレベルアップしようと考えている人も多いと思います。昔から『夏は受験の天王山』といわれてきたように、夏休みをいかに過ごすかによって、その後の受験勉強がうまくいくかどうかが決まるといっても過言ではありません。

今回は6月11日に大学入試センターから発表された「2022年度大学入学共通テスト実施要項」の中に示された共通テストの時間割について最初にお知らせします。次に夏休みの過ごし方のポイントをまとめてみました。そして、最後に2022年度大学入試トピックスもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

2022年大学入学共通テスト時間割

「 」で記載されている科目は,高等学校学習指導要領上設定されている科目を表し、『 』はそれ以外の科目を表す。

上表は、発表された2022年度大学入学共通テストの時間割です。2021年度から変更はありません。なお、試験日は2021年度より1日早い1月15日・16日の2日間です。また、学校一斉休校に伴う学業の遅れに配慮して設定された本試験の第2日程は設定されませんでした。ただし、追試験は2021年度と同じく、本試験の2週間後の1月29日・30日に実施されます。なお、追試験の会場については例年のように東京と関西の2箇所になるのか、2021年度のように全国の各都道府県に設置されるのかは未定となっています。今後のコロナ禍の状況により決定されますので、大学入試センターからの発表には注意してください

一般的な国公立大志望者で5教科7(8)科目を受験する場合、第1日の試験時間は文系が9:30~18:10、理系が10:40~18:10で、特に文系が9時間近い長さで体力的にも厳しいものとなっています。第2日の試験時間は、理科が主に文系が受験する理科①と、主に理系が受験する理科②の2つのグループに分かれていることから、文系が9:30~14:50、理系が11:20~17:50です。なお、理科②で1科目選択した場合は数学②から2時間の空き時間があることにも注意が必要です。

さて、共通テストの受験案内は9月1日から配布されますが、現役生は在籍している学校で配布されます。当然のことですが、出願にあたっては受験案内をしっかりと読んで、書類記入などでミスのないようにしてください。

夏休みの過ごし方

■規則正しい生活を維持しよう!スマートフォンとのつきあい方も注意!オリパラのTV中継にも要注意!
最も大切なのは、1学期(前期)に作り上げた生活リズムを維持することです。休みだからといって普段よりも朝寝坊してしまうと、1日のスタートが遅くなります。そのため夜遅くまで机に向かうこともあるでしょう。また、地域によっては暑さによる寝苦しさなども加わって、夜型の生活になってしまい起床時刻が昼過ぎになったり、終日、スマートフォンやタブレットの画面に向かって、SNSやゲーム、動画視聴に集中しすぎたりすると、いつのまにか生活リズムが崩れてしまいます。

 一旦、生活リズムが崩れて夜型の生活になってしまうと、元にもどすことは非常に大変です。毎朝、1学期(前期)と同じ時刻に起床して、遅くとも午前9時までには勉強を始めることを心がけましょう。もちろん就寝時刻も一定に! 規則正しい生活は健康管理面でも有効です。

 今年は、夏休み中に東京オリンピックが7月23日から8月8日まで、東京パラリンピックが8月24日から9月5日まで開催されます。コロナ禍の影響で観客数には制限が設けられるようですが、その分テレビ中継は盛り上げようといつもの大会以上に各放送局も力が入ると思われます。受験生にとってはこの環境は決していいものではありません。オリンピック・パラリンピック中継によって集中心が失われないようにしたいものです。

■夏のプランニングシートを作ろう!
地域や学校によって多少の差はありますが、夏休みは最大で40日間程度あります。この長期間の休みを無理・無駄なく過ごすためには、具体的な計画を立てる必要があります。また、規則正しい生活を過ごすためにも、プランニングシート(計画表)を作ることをお勧めします。

まずできるだけ具体的な目標を立ててみましょう。たとえば「この参考書・問題集をマスターする」「1日○題、○ページはやりとげる」といったノルマを具体的に課していくことが大事です。ただし、あれもこれもといった欲張ったハードすぎる計画や、反対にすぐに終わってしまうような軽すぎるノルマにしない、といった点にも考慮してください。また、休憩や気分転換の時間も忘れずに。

なお、勉強が計画通りに進むとは限りません。具体的な計画を入れない予備日を設けておき、計画が遅れた場合に挽回できるようにしておくことも計画作りのポイントです。そして、進行状況に応じて計画を変えていく柔軟性も必要です。

■1学期(前期)の復習と弱点克服
駿台では、在籍生に対して、まず「夏休みの間に1学期(前期)の教材と1学期(前期)に受験した模試の復習、特に不得意科目を徹底して勉強する」ように指導しています。早い時期から過去問演習をしたいという人もいるでしょう。しかし、基礎・基本を徹底して弱点を克服しておかないと、過去問や応用問題には対応できません。

そのために学校の教科書を中心に、併用してきた参考書や問題集、模試の復習に重点をおいてください。そして、学校の補習や予備校の夏期講習などをうまく活用すれば充分だと言えます。ただし、学習計画を立てる際は、得意科目だからといって手をつけないブランクが長くならないようにするということも忘れないようにしてください。

■予備校の夏期講習のすすめ
どう勉強したらいいかわからない、自習だと逃げてしまうかもしれないといった科目は、予備校の夏期講習を活用してみてはいかがでしょうか。予備校の夏期講習には、ジャンル別、テーマ別、レベル別、目標大学別、系統別など多彩な講座が準備されています。

また、論文や面接など学校の通常授業だけでは対応しにくい分野も講座として開設されているので、これをうまく活用するのも効果的です。コロナ禍の中で遠距離の移動が心配という方には、映像授業のメニューも充実していますから上手く活用してください。日頃の学校での授業とは違った切り口での講義は、きっと新しい発見があるはずです。そういった刺激が、講習受講後のモチベーションアップにも繋がると思います。

■健康管理も大切!
暑い時期の長期間の休みになるので、健康管理も重要なポイントです。コロナ対策は継続して必要ですが、特に関東から西の地域では適切に冷房も使用して、熱中症対策を含む暑さ対策もしっかりとすることが重要です。そして夏バテしないように食事は三食きちんと摂りましょう。

2022年度入試トピックス

5月号でも2022年度入試における主要大のトピックスをお知らせしましたが、その際に触れることができなかった大学を含めて上表にまとめてみました。大学統合、学部新設・改組などが目立っていますが、さらに今後判明する入試変更点などの入試情報は、駿台予備学校のホームページにまとめて掲載していますので、ぜひ参考にしてください。なお、出願にあたっては最新情報を必ず各自の志望大学のホームページや選抜要項などで確認してください。