教育や教職の魅力を発信する教育研究イベント「Tokyo Education Show」(TES)が10月12、13日、東京学芸大学小金井キャンパス(東京都小金井市)とオンラインで開かれました。教育に関心を持つ学生や教員、教育関係者のほか、子どもたちや保護者らも詰めかけてにぎわいました。その様子の一端を紹介します。

TESは「教育研究フェス」をうたい、開催は昨年に続いて2回目。教職や教育学部の人気が低迷する中、全国の教員の魅力的な授業や革新的な教育実践を体験したり、これからの教育をめぐる多様な考え方に触れたりすることを通じ、教育や教職の魅力を正しく伝えることを目指した。事務局によると、参加者は延べ2933人(うち現地参加1849人)だった。寺子屋朝日for Teachersはメディアパートナーになっている。

「オモロー授業」6人集結

「あたらしい公開研究会」と呼ばれるプログラムでは、全国の魅力的な教員や教育クリエーターが集結し、2日間で全15コマの授業を披露した。このうち市民の力で教育を楽しく変えようとする関西発のムーブメント「オモロー授業発表会」には6人の教員らが次々に登壇した。

教員になって3年目という愛知県内の公立中学校社会科教員、藤田桃歌さんは、主権者教育の一環として取り組む……