「寺子屋朝日for Teachers」は、無料ウェビナー「教職員のためのストレス対処法とリラクショーション」を5月28日に開きました。日本ストレスマネジメント学会理事などを務める藤原忠雄・兵庫教育大大学院教授が講演し、リラックスするための呼吸法を習得する実践も行われました。実践を含むウェビナーの全容は、記事の最後にご案内している動画でご覧いただけます。
藤原教授はまず、ストレスマネジメントという言葉について「平たく言えばストレスと付き合い上手になること」と紹介した。ストレスマネジメントは、ストレスの理解、気づき、対処法の習得、その活用という四つの段階に分かれていることを説明した。
ストレスは悪いもののように扱われているが、いじめや虐待といったなくさなければいけないものとは別に、受験のようにプレッシャーを感じるけれど、学力が定着したり人間的に成長したりするチャンスにもなるストレスもある。「ほとんどのストレスとは付き合わざるを得ないという認識を持つことが必要です」と語った。
片山 健志
寺子屋朝日編集長。1999年、朝日新聞入社。北海道支社報道部(現・北海道報道センター)、福島総局、東京社会部などで勤務。社会部では文部科学省など主に教育部門を担当した。「朝日みらい教育フォーラム2017」ではコーディネーターを務めた。21年4月から現職。