勉強のコツ、学習指導のプロが教えます!
<中学生・高校生のお悩み相談室>
質問5
河合塾からの回答
効率よく理解するため学習サイクルを回す
授業スピードが速い分、学習効率を高めたいですね。コツは毎日の授業を最大限に活用し、予習→授業→復習の学習サイクルを回すことです。例えば英語の予習なら、訳せない箇所、文の構造など、わからないところを探します。すると、予習をせずに授業を受けるよりも断然理解しやすくなります。復習には、学んだことを整理して記憶を定着させる効果があります。日々覚えたことをコツコツ積み上げていけば、定期テスト前も慌てずにすみますよ。
秀英予備校からの回答
わずかな予習で理解度が変わってくる〈秀英予備校〉
授業の予習はできていますか? 日々の宿題に追われて予習に手が回らない状態が続くと、すべての内容を授業で初めて知ることになりますね。すると、全体像がつかめず理解が浅くなる→初めて知ったことの復習に時間が割かれる→定着がはかれないままテストを迎える、という悪循環に陥ってしまいます。明日習う内容の全体像をさらりと確認しておくだけでも、次の日の授業の理解度が変わってくるはずです。ただし、完全復習型のスタイルを復習+予習に変えるには、1日だけ「時間を確保するために、少し頑張る日」が必要です。どこかで切り替えてください。
駿台予備学校からの回答
志望大学を決めて逆算で計画を立てよう
来年高3生になると、やるべきことはさらに増えます。厳しいことを言うようですが、今のこの状況に慣れ、さらに負担が増えても乗り越えていく必要があります。そのため、学習計画を今までより綿密に立てましょう。長期的計画として、まず第1志望の大学を決定し、合格するために逆算して大まかなスケジュールを立てます。次に短期の計画として日々どのような学習を積み重ねるかを具体的に決めます。1日、1週間といった短い期間で計画を立てておけば、その通りに進まなかった時にも修正しやすくなります。さらに、これからの学習計画には自宅学習になった時のことも加えておく必要もあります。「朝型生活の徹底」「スキマ時間を有効に使う」など受験生ならば当たり前のことから始めてください。
Z会からの回答
テストで「抜け漏れ」を確認しよう
テストの時に仕上がっていることが望ましいのは間違いないですが、テストにはその時点での抜け漏れを確認するという意味合いもあります。テストが終わったらそのまま放置するのではなく、きちんと復習を行うといいでしょう。負担が多い時期に無理をしても回らなくなるので、学校がない期間やテスト明けなど余裕がある時期にどれだけ頑張れるかがカギとなります。休校中の学習状況を振り返り、見直せる点がないかを確認したうえで夏休みを迎えると、2学期から好スタートを切ることができます。
TOMASからの回答
追いつくよりも先取りがおすすめ!
今年は苦労している人が多いですね。苦手分野やつまずき箇所は、夏の間にしっかり復習しましょう。そして、この夏を使って秋以降の先取り学習をしておくことをおすすめします。テスト範囲に追われて勉強するよりも先取り学習をしたほうが、同じ時間をかけても得られるものが多いと思います。難関校を目指す場合には、高2生の夏も大事です。学校の定期テストで点を取ることだけではなく、その先の受験を見据えた勉強に意識を切り替えることがポイントになります。ところで、志望校はもう決まっていますか? 高い目標をもって、逆算で学習カリキュラムをつくり、受験勉強に取り組んでいきましょう。
代々木ゼミナールからの回答
日々の勉強の手順を見直そう
休校期間が長かった影響で、授業進度が速いという声をよく聞きます。皆さんは授業だけでも大変だと思います。しかし授業で学習した内容の定着を促す方法は、どんな状況にあっても「復習するのみ」なのです。学習効率を上げるためには、日々の勉強の手順を見直してはいかがでしょうか。「授業→復習→宿題」のように固定するだけでも効率はよくなると思います。少し眠くても「その日のことはその日のうちに」ですね!