勉強のコツ、学習指導のプロが教えます!
<中学生・高校生のお悩み相談室>
質問2
河合塾からの回答
小さな目標をクリアする達成感を味わって
集中力を上げるには環境だけでなく、学習に向かう「気の持ち方」も大切です。まずは小さな目標立ててクリアしましょう。例えば、「何時までにこのページまでやろう」「何時までに宿題を終えよう」「スマホは何時までは我慢しよう」、そんなことで大丈夫です。やるべきこと・できたことを見える化するために、学習管理アプリを使うのもいいですね。小さな目標をクリアすると達成感が得られ、「こんなに頑張っているんだから、負けたくない!」という気持ちが湧いてきます。必然的に集中力が高まっていきますよ。
秀英予備校からの回答
集中を妨げるものをそばに置かない!
教材以外のものに興味が向いてしまうのが、集中力が切れている状態です。まずは「目に入る場所に集中を妨げるものを置かない」ことです。手が届いてしまう範囲に、スマホ・タブレット・マンガ類を置かないようにすることから、始めてみましょう。続くステップは「家庭学習にも【時間割】をつくる」こと。得意科目は45分、苦手科目は15分を2~3セットに分けて設定するなど、一律で何分ずつとしなくても構いませんから、必ず「自分で決めた時間設定で動く」ようにしてみましょう。休憩といってスマホなど遠ざけていたものを触りだすと戻れなくなることが多いので、注意してくださいね。
駿台予備学校からの回答
机の上に余計なものを置かないこと!
自宅での勉強環境を見直してみてはどうでしょうか。机の上に教科書や問題集、ノートを置くスペースをしっかり確保し、目に入る場所に余計なものがないように整理整頓します。すると勉強の効率が上がって机に向かった時に「勉強する」というスイッチが入って集中できるはずです。制服のまま勉強してみるのもいいかもしれません。自習室や図書館なら集中できるという人は、ぜひ試してみてください。集中がすぐ途切れるということですが、学習が進んで知識や技能が増え、学力が上がってくると集中できる時間は自然と長くなってきますので、最初は辛抱です。そのうち、どのような環境でも「気がついたら集中していた」といえるようになるでしょう。
Z会からの回答
原因に対処しつつ集中できる傾向も把握する
集中力を維持する主なポイントは二つです。一つは途切れる原因が何なのかを探ること。スマホの通知が原因なら電源を切る、目に入る場所にスマホを置かないなどの対処ができます。座っていてお尻が痛くなるなら、クッションを購入するなどしてもいいでしょう。二つ目は記録をつけることです。集中力には個人差があり、「30分程度で途切れてしまうけれど、数学は長続きする」「朝ならば集中しやすい」など様々な傾向が見られます。まずは記録をして、自分の特性を把握しましょう。それがつかめれば、集中できる環境を構築していけるはずです。
TOMASからの回答
支えてくれる「周りの人」を味方につけよう!
自宅での勉強が苦手だという人は多いので、気持ちはよくわかります。環境というと勉強する空間の整理整頓などを思い浮かべますが、それ以外にも「周りの人」の存在が大事です。厳しく言ってくれる人、応援してくれる人を味方につけてください。例えば「毎日10ページは解く」など、何か自分なりの目標を立てて宣言してみてはどうでしょう。学校や塾に行けない時も、電話やオンラインで細かく相談するなどしてほしいですね。それを続けて日々の学習リズムができてくれば、次第に自分らしい学習習慣になって一人でも集中できるようになるはずです。
代々木ゼミナールからの回答
勉強場所の変更や学習用アプリで工夫を
学校の自習スペースや図書館、塾・予備校の講習会など、自宅から離れた場所で勉強するのはいかがでしょうか。お住いの地域によっては、外出が厳しいところもあるかもしれませんね。そんな時は学習の進み具合を測る学習用アプリなどの活用もおすすめです。学習の進捗に不安がある場合は、勉強する手順を定着させてみてください。1日にやることを少なめに設定し、同じ手順で勉強してみるというのはいかがでしょうか。