2月に入り、私立大学入試がいよいよ佳境を迎えています。

各大学のwebサイトに掲載されている前期日程の志願者数を見ていると、都心の難関私大の多くで、志願者数が昨年に比べ減少傾向になっています。

第一志望を目指して一般入試にチャレンジしている受験生にとっては、昨年に比べてやや合格のチャンスが増えているといえるかもしれません。

ぜひ第一志望を勝ち取ってほしいと思います。

もしも、まだ進路未決定の場合、どうすればよい?!

前期試験で思うような結果が出せなかった場合、どうすればよいでしょうか。

首都圏私大の多くでは2月末から3月にかけて中期・後期試験を実施していますので、改めてチャレンジが可能ですが、大勢の受験生が押しかけて非常に高い倍率になることが予想されます。

2月末にもし、進路が未決定の状態になると、不安な気持ちになりがちです。そんな時に他の選択肢もあることを知っていると安心できるかもしれません。

本稿では、私大後期試験以外で今から対応可能な進路選択の例を紹介します。

系列私大への編入が可能な短大や専門学校を受けてみる

短大や専門学校の中には、私大の併設校または関連校として編入枠を持っている学校があります。これらの学校は大学と同じキャンパス内にある場合が多いのですが、中にはキャンパスが大学と離れているところもあります。

上記どちらかの短大・専門学校で2年間しっかり学び、都心にある系列大学に3年次に編入学をすれば、大学と同じ4年間の学びを確保することができます。まだ出願可能な3月試験を実施している短大は多いので、コツコツと真面目に勉強に取り組むことができるタイプの受験生にお勧めしたい選択肢です。

専門学校の場合は、学校のwebサイトなどでまだ募集中かどうか確認をしてください。

大学で人気の分野が学べる専門学校を受けてみる

近年、大学志望の受験生が3月の土壇場になって専門学校に進路変更をする例が増えています。大学でも人気の高いコンピューターやAI、語学、建築、公務員(法律)などの分野が学べる専門学校はここ数年、募集状況が活況です。

しかし、これらの専門学校は人気が高く、3月早々~または2月中に募集を締め切る学校が少なくないので、興味を持った方は2月の今のうちから調べておくことを強くお勧めします。

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良い専門学校の見分け方は?

大学は、どこの大学を選んでも学士の認定が得られ、偏差値などの比較の指標がありますが、専門学校は似たような分野でも授業時間や実習内容など非常にバラエティに富んでおり、卒業時の資格も異なり、難易度などの指標が存在しません。選ぶのが難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

簡単にポイントをお話ししましょう。

まずは、「授業時間数の充実」と「一流の講師陣と日常的に使える実習設備の質」を見ます。また、「生活指導がしっかりしていて欠席に厳しい」「毎年の就職率を細かく公表しているか」も確認しましょう。

しっかりした専門学校は、その分野の「プロ」を育てる意気込みで、熱心に指導してくれます。こうした専門学校を選び、やる気を持って授業を受け、実習をこなせば、必ず確かな力がつくはずです。興味のある人はぜひ検討してみてください。