今年の大学入学共通テストで、試験の時間延長などの「合理的配慮」が認められた受験生は約4千人にのぼりました。急速に増えているのが、発達障がいと、朝起きられない起立性調節障がいや過敏性腸症候群とされています。国公立大学や私立大学でも、支援センターなどが設置され、入学後の授業や大学生活での配慮もかなり認められています。私立中学、高校でも、発達障がいなどの特性のある子が増える中、改正障害者差別解消法が今年4月に施行され私立にも合理的配慮が義務づけられました。子どもたちが大学、短大、専門学校などに進む前に、中学・高校でどんな配慮をしておけば、入試や授業でどんな配慮が得られ、よりよい未来へつながるのか。文部科学省の検討会議の委員で、中学・高校での合理的配慮や入試、大学入学後の支援態勢にも詳しい東京大学の近藤武夫教授と、当事者から語っていただきます。
イベント登壇者
近藤武夫さん(こんどう たけお) 東京大学先端科学技術研究センター教授
博士(心理学)。専門はインクルーシブ教育・雇用。広島大学教育学研究科助教、米国ワシントン大学DO-IT Center客員研究員を経て現職に。多様な障がいのある人々を対象に、教育や雇用場面での支援に役立つテクノロジー活用や合理的配慮、修学・雇用制度の在り方に関する研究を行っている。文部科学省「障害のある学生の修学支援に関する検討会」委員も務めた。「 DO-IT Japan」ディレクター。一般社団法人全国高等教育障害学生支援協議会・業務執行理事。著書に「知のバリアフリー」(共著、京都大学出版会)、「発達障害のある人の大学進学」(共著、金子書房)、「発達障害の子を育てる本 ケータイ・パソコン活用編」(監修、講談社)」、「バリアフリー・コンフリクト」(共著、東京大学出版会)」など。
コーディネーター
宮坂麻子(朝日新聞 編集委員)
1992年朝日新聞社入社。文部科学省記者クラブ担当記者をはじめ、約30年間にわたり、教育と学校、子どもの問題を追い続ける。不登校、いじめ、虐待、保健室ルポや発達障がいの子どもたちも取材。執筆連載「凸凹の輝く教育」「変わる進学」「花まる先生公開授業」「教育DXの波」ほか多数。編著書に「学びに凸凹のある子が輝くデジタル時代の教育支援ガイド 子ども・保護者・教師からの100の提言」(Gakken)など。
開催概要
日時
2024年11月30日(土)15:00~16:30(予定)
開催場所
東京大学先端科学技術研究センター ENEOSホール(東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学先端科学技術研究センター 3号館南棟)
※駐車スペースは限られております。会場へは公共交通機関をご利用ください。
対象
東京私立中学高等学校協会会員校の教職員及び関係者のみなさま
参加費
1人1500円(税込み)
申し込み締め切り
2024年11月29日(金)12:00
ご留意事項
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お問い合わせ
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