夏休みが終わり、大学受験の季節が近づいてきました。いよいよ9月15日からは、「総合型選抜(旧AO入試)」の出願もはじまりました。「この大学に行きたい!」という熱意があるなら、今年は「総合型選抜」の受験をおススメしたいと思います。今からでも間に合う志望理由書の準備、面接対策をご紹介します。

例年に比べて準備が遅れている受験生

私たち進路企画の社員たちは、進路行事をサポートしている首都圏の多くの高校で面接指導などもやっています。この夏にお手伝いをした複数の高校で感じたことは、”例年に比べて準備が遅いのでは?”ということです。

特に、中小規模の大学の総合型選抜を活用する生徒が多い高校では、例年の同時期と比べて志望理由が詰められていなかったり、志望校のアドミッションポリシーの理解が弱いと思われる生徒さんが少なくないように見受けられました。これについて原因を考えてみました。 

対面型オープンキャンパス(OC)中止の影響

いつもの夏であれば大学のOCが目白押しでした。近年ほとんどの高校生は、複数の大学を訪ねてレポート提出をする高校の課題で、自主的ではないにしろ必ず大学を見に行く機会がありました。ところが今年は長引く新型コロナウィルス感染症の影響で、対面型のOCを中止する大学が相次いでいます。

代替手段としてオンラインによるOCなどがホームページで公開されていますが、自宅で視聴ができとても便利な反面、実際に現地へ足を運ばないため、視聴態度が情報収集に大きな差を生んでいるのではないかと推測しています。まだ志望が固まっていないのんびり派の受験生は、なかなか能動的に大学の動画視聴ができていないのでは?と。自主的に調べなければ当然、志望校理解も深まりません。 

熱意でアピール?学力でアピール?

総合型選抜は何と言っても志望校への入学したい理由・熱意が重視される入試です。大学側も、本当に自校を知ってくれている熱意ある受験生に来てほしいと思っているはずです。つまり志望校の事をどれだけ調べられているかが大切で、その準備のためには、大学が用意した学校説明や模擬授業などのオンラインコンテンツのチェックが、今年はより不可欠です。大学が伝えたい情報を掴み、そこに自分の高校時代の活動を重ねた志望理由書と、入学後に学びたいことを語る学習計画書を作っていくのです。

特に偏差値50から下の中小規模の首都圏の大学を目指したい受験生であれば、1番戦いやすい入試は総合型選抜だと思います。実はここ数年、より学力の高い層が併願・すべり止めでこれらの大学を受けてくるので一般選抜は難化傾向にあります。しかも一般選抜はテストの点数勝負となるので、熱意をアピールしようがありません。それゆえ、志望校が固まっている受験生の方には、総合型選抜をぜひおススメしたいと思うのです。

今からでも遅くない!まずは気になる大学の動画コンテンツのチェックから!

最後に、地元の中小規模大学を総合型選抜で受ける際に有利になりそうなポイントを3つ紹介します。

 ・家が志望校から近い 
   ⇒調べやすい環境
 ・先輩でその大学に行っている人がいる
   ⇒生の話が聞ける
 ・高校の先生がその大学をよく知っている
   ⇒過去に先輩たちが進学している


志望校を調べるうえで、身近に知っている人がいれば深い話が聞けてかなりのアドバンテージとなるでしょう。ぜひまわりの人脈を活用してみてください。今年は情報が集めにくいだけに、ちょっとの努力の差がライバルとの勝敗を分けるかもしれません。まずは志望校の動画チェックから。まだの人は、ぜひやってみてくださいね。

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