「寺子屋朝日for Teachers」から生まれ変わる教員向けサイト「先生コネクト」を多くの皆さまに知っていただくため、朝日新聞社は無料ウェビナー「先生コネクト文化祭2025」を開催します。「学び続ける教職員の『やってみよう』を応援する」とのミッションに合わせ、先生たちのエンパワーメント実現を目指す企画です。教育評論家の尾木直樹さんが講演するほか、一般社団法人こたえのない学校代表理事の藤原さとさん、元公立中学校校長で特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェローの上井靖さんも登壇し、先生たちや学校の変容のきっかけをつくります。
こんな人にオススメ
- 尾木直樹さんの講演が聞きたい
- 探究とは何か、立ち止まって基本から学びたい
- ファシリテーションのスキルを身につけ、伸ばしたい
第1部 10:00~11:10 藤原さとさん「協働する探究とSEL」
「探究」についての知識を得て、プロジェクトの進め方がわかっても、それが、子どもたちだけではなく、教師、保護者、学校、コミュニティーにとってウェルビーイングなものでなければ十分にその意味を発揮できません。協働する探究を実現するためには、安全な心理的ベースが人と人との間で、お互いがお互いを信頼しながらより良くつながっていく環境が必須です。
SEL(Social Emotional Learning=社会性と情動の学習)の重要性は世界で認識されるようになり、社会的・情動的スキルは成績の強力な予測因子であること、心理的な幸福と強い相関を持つことがOECDの国際的調査で確認された、といいます。SELとはどんなものか、導入にあたって何から始めたらいいかなどを、探究する学びとともにお話しいただきます。
藤原 さとさん(ふじわら・さと、一般社団法人「こたえのない学校」代表理事 )
日本政策金融公庫、ソニー(株)に勤務。長女出産後、ヘルスケアコンサルタントとして医療機関再生などを行う。2014年に「こたえのない学校」を設立、30以上の小学生向けの探究カリキュラムを開発・実施。2016年より教員・保護者・企業人など教育変革をめざす多様な大人が探究する学び場「Learning Creator’s Lab」(LCL)を主宰。慶應義塾大学法学部政治学科卒・米国コーネル大学大学院公共政策学修士(M.P.A.)。著書に「協働する探究のデザイン」「探究する学びをつくる」(ともに平凡社)など。
第2部 12:30~14:00 上井靖さん「教育ファシリテーションで笑顔あふれる『ごきげんな学校』に」
今、学校現場は「個別最適な学び」やICT活用が求められ、めまぐるしく環境が変わっています。ベテランが大量退職後、中堅層が少なく、教員どうしの話し合いがうまくいかないとの声も聞きます。「教育ファシリテーション」は、児童・生徒だけでなく、教員どうしの話し合いも促し、協働的な雰囲気をつくり出します。笑顔あふれる「ごきげんな学校」を実現するための教育ファシリテーションについて、事例を交えながら、フレームワークを用いて学びます。
講師の上井さんには、2024年のウェビナー「今こそ知りたい教育ファシリテーションの実践」に登壇いただいたほか、4回の連続ワークショップにも携わっていただきました。
上井 靖 さん(うわい・やすし、元公立中学校校長、特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会フェロー)
名古屋市立中学校教諭、教頭、市教委指導主事(この頃、コーチングとファシリテーションに出会う)、校長を経て、7年前にA-sessionsを起業。学び、学校運営等の講演・研修等にファシリテーションを活かしている。現在、愛知みずほ大学特任教授。名古屋市のキャリア教育・探究学習の推進、学習支援、フリースクールにも関わっている。国家資格キャリアコンサルタント、法務局人権擁護委員。
第3部 14:30~15:50 尾木直樹さん 「子ども新時代の先生」
※尾木さんからいただいた講演概要をそのまま紹介します
2023年4月に「こども基本法」が施行されたことで、子どもを中心に、関わる人々全員が幸せになれる社会の実現を目指す「子ども新時代」がやってきたと考えています。教育現場でも、2022年には「生徒指導提要」が12年ぶりに全面改訂され、子どもの権利を尊重する内容に大胆に切り変わりました。
そんな時代の大転換期の中で、学校の先生は子どもたちとどのように向き合うことが必要なのか。同僚や保護者とどう協同関係を築いていけば良いのか。今求められる「子ども新時代の先生」像について、日々現場で奮闘されている皆さんと一緒に考えたいと思います。
尾木 直樹さん(おぎ・なおき、教育評論家)
1947年・滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、私立高校、東京都公立中学校教師として22年間、子どもを主役とした創造的な教育を展開。その後、法政大学教授など22年間大学教育に携わる。主宰する臨床教育研究所「虹」では、所長として現場に密着した調査・研究に取り組む。包括的性教育が学校で実践されることを目指し、包括的性教育の周知・啓発、普及活動を行う団体「一般社団法人包括的性教育研究協議会(CSE HUB)」を2023年に設立。
開催形式
Zoomウェビナーによるオンライン開催
※お申し込み後、それぞれの視聴URLが届きます。
対象
教職員、教育委員会、教育関係者
参加費
無料
申し込み締め切り
2025年3月22日(土)9:00
ご留意事項
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申込後、入力いただいたメールアドレスにZoomウェビナーに参加するためのURLが送られます。お申込み前に【@asahi.com】ドメインからのメールが受信できる状態にしてください。メールが届かない場合は、下記お問い合わせ窓口までご連絡ください。
お問い合わせ
3月22日開催「先生コネクト移行記念ウェビナー」問い合わせ窓口までメールにてお問い合わせください。