「探究学習」は学習指導要領が改訂されるごとに重みを増してきましたが、その実践をめぐっては今なお、学校現場から悩みやさまざまな疑問の声が上がっています。そこで現行の学習指導要領作成に携わった文部科学省初等中等教育局主任視学官の田村学さんを講師に迎え、教育現場に求められる探究学習やPBL型学修のあり方について学ぶ無料ウェビナーを開催しました。「地域と学生の協働的実践」の研究に取り組む摂南大学講師の上野山裕士さんにも登壇いただき、大学でのPBL型プロジェクトの実践事例を報告してもらいました。
後半のトークセッションでは、田村さん、上野山さんが「大学での学びにつながる探究学習とは」「探究で学んだことを生かす大学でのカリキュラムについて」の二つのテーマについて話し合いながら、視聴者の先生方からの質問に答えました。
■ このアーカイブ動画は下記のような先生方におすすめです
- 探究学習の実践を通じて自身の授業に生かしたい先生
- 生徒の今後のキャリアを見据えた指導について考えたい先生
- 大学での学びにつながる探究学習についての理解を深めたい先生
開催概要
日時
2024年7月20日(土)14:00~15:20
開催形式
Zoomウェビナーによるオンライン開催
登壇者
田村 学さん(たむら まなぶ 文部科学省初等中等教育局主任視学官)
新潟大学教育学部卒業後、新潟県公立小学校教諭、柏崎市教育委員会指導主事を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官を歴任。文部科学省初等中等教育局視学官として新学習指導要領作成に携わる。国学院大学人間開発部初等教育学科教授を経て、2024年4月から現職。最新著書は「『縦と横』で考えるカリキュラム・デザイン」(文溪堂)。
上野山 裕士さん(うえのやま ゆうじ 摂南大学現代社会学部講師)
大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。大学院在学中にスウェーデンに留学し、北欧の福祉制度、まちづくりについて学ぶ。和歌山大学観光学部特任助手、摂南大学教育イノベーションセンター特任講師を経て、2023年4月から現職。専門は地域福祉、福祉教育。さまざまな地域におけるPBL型学修の担当経験から、「地域と学生の協働的実践」の研究にも取り組んでいる。
プログラム
基調講演「探究的な学びの意義と実践」
文部科学省初等中等教育局主任視学官 田村学さん
「PBL型プロジェクトの実践事例報告」
摂南大学現代社会学部講師 上野山 裕士さん
トークセッション・質疑応答
文部科学省初等中等教育局主任視学官 田村学さん
摂南大学現代社会学部講師 上野山 裕士さん
・大学での学びにつながる探究学習とは
・探究で学んだことを生かす大学でのカリキュラムについて
主催
朝日新聞社メディア事業本部
協賛
摂南大学
アーカイブ動画
講演資料は下記リンクよりご覧いただけます。