朝日新聞社は、地球規模の課題を子どもたちが自分ごととしてとらえられるよう、現役教員が「食」をテーマに1年がかりで研究・開発してきた授業案を発表する「先生のための勉強会 ともに創(つく)る 深いSDGsと新たな学校文化」を3月27日、寺子屋朝日の無料ウェビナーとして開催します。SDGsの学びを行動変容につなげるヒントがきっとみつかるはずです。ぜひ、お気軽にご参加ください。

地球規模の課題が深刻化しSDGsの重要性が高まる中、朝日新聞社は現役教員が授業案を考える「連続講座」を2022年から始めました。2023年度は「食」をテーマに、保育園、小学校、中学校、高校、大学の計20人の教員が、互いに刺激を受けながら学んできました。ウェビナー当日は、授業の実践発表のほか、授業を経て子どもたちの意識や行動がどのように変わったかも報告します。冒頭には、ユネスコ本部の専門委員としてESD(持続可能な開発のための教育)の推進に10年以上取り組み、本講座の特別講師も務める永田佳之・聖心女子大教授が基調講演し、ESDの意義や可能性について考えます。連続講座の講師を務めた山藤旅聞・新渡戸文化中学校高等学校副校長、栢之間倫太郎・同小学校教諭、松倉紗野香・埼玉県立伊奈学園中学校教諭と永田教授による座談会も予定しています。

イベント登壇者

永田佳之さん(ながた よしゆき 聖心女子大学現代教養学部教育学科教授、グローバル共生研究所副所長)
2022年より日本国際理解教育学会会長に就任。「国連ESDの10年」以後、ユネスコ本部の専門委員等として国内外のESDの推進に従事。最近はOECD等による気候変動教育に現場の教師や若者らと取り組み、社会・情動的な学びの成果を日本から発信している。自然界と人間との関係性を再構築するための「ハーモニーの教育」のセミナーも現場の先生方と共に展開。『気候変動の時代を生きる:持続可能な未来へ導く教育フロンティア』『ハーモニーの教育:ポスト・コロナ時代における世界の新たな見方と学び方』(共に山川出版社)など著書多数。

山藤旅聞さん(さんとう りょぶん 新渡戸文化中学校・高等学校副校長)
公立高校の教師として、2014年にJICA東京主催「教師海外研修」でブータン王国を訪問。帰国後、教科と社会課題をつなげて、生徒自らが解決に向けて「行動する」ことを目指す授業スタイルを確立する。2017年から(一社)Think the Earthに所属し、SDGsを取り入れた教育デザインや、教育旅行デザインの実践・紹介について全国規模で出前授業や講演を展開。2019年より現職。探究型・プロジェクト型の学校をデザインし成果を出している。22年には一般社団法人「旅する学校」を設立。漁村がまるごと「学校」という空間になることを目指し、学校の新定義を問い続けている。共著に『未来を変える目標 SDGsアイデアブック』(紀伊国屋書店、2018年)、監修図書に『オールカラー 楽しくわかる! 今日からはじめるSDGs』(ナツメ社、2023年)、『SDGs委員アイデアブック』(あかね書房、2023年)がある。

松倉紗野香さん(まつくら さやか 埼玉県立伊奈学園中学校教諭)
2004年より埼玉県中学校英語科教員として、公立中学校に勤務。2015年度より4年間、研究開発学校研究主任として公立中学校初の「グローバルシティズンシップ科」の創設に携わる。現在は、開発教育、国際理解教育、グローバルシティズンシップ教育に関する研究・実践を続けると同時に認定NPO法人開発教育協会(DEAR)理事として、教材の執筆、ワークショップのファシリテーターを務める。上智大学大学院博士後期課程在学中。共著に『SDGs学習のつくりかた』(開発教育協会)、『SDGsカリキュラムの創造』(学文社)、『ポスト・コロナショックの授業づくり』(東洋館出版社)など。

栢之間倫太郎さん(かやのま りんたろう 新渡戸文化小学校教諭)
東京都の公立小学校にて勤務した後、2019年度より現職。2017年にJICA東京が主催する「教師海外研修」でザンビア共和国を訪れ、帰国後にSDGsの視点で子供たちが自由にプロジェクトを立ち上げるPBLを実施した。現在は新渡戸文化学園で初等教育の改革に注力。プロジェクト科を立ち上げチーフデザイナーとして全学年のプロジェクトデザインのサポートを担当。共著に「身の回りから考えるSDGs(子どもSTEAMシリーズ)」(アルク)。

開催概要

日時

2024年3月27日(水)14:00~16:00

開催形式

Zoomウェビナーによるオンライン開催

対象

教職員、教育委員会、教育関係者

参加費

無料

申し込み締め切り

2024年3月26日(火)18:00

ご留意事項

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申込後、入力いただいたメールアドレスにZoomウェビナーに参加するためのURLが送られます。お申込み前に【@asahi.com】ドメインからのメールが受信できる状態にしてください。メールが届かない場合は、下記お問い合わせ窓口までご連絡ください。

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