「知る・伝える・考える」力を磨く!

朝日新聞社は、高校や中高一貫校向けに、取材や記事執筆のノウハウ、新聞制作技術など、社内にある様々な教育資源を組み合わせた「教育支援プログラム」を提供しています。ご希望のテーマに合わせて専門性の高い記者が講演する「記者講演コース」と、地域課題をテーマに採り入れたい学校向けの教材をセットにした「地域課題コース」を用意しました。どちらのコースにも、調べる力、まとめる力を育む「インタビュー講座」か「文章の書き方講座」と、学びの集大成を本物の新聞さながらの記録に残す「新聞制作」を盛り込んでいます。探究学習や総合的な学習の時間、キャリア教育、学校独自のカリキュラムなど、学校の目的に応じて講座を実施するタイミングも柔軟な対応が可能です。新聞社の強みをいかした教育支援プログラムを通じて、生徒たちの課題解決力や表現力を育み、探究的な学びをより深めていただけます。

教育支援プログラム図

「インタビュー講座」と「文章の書き方講座」

記者講演のイメージ画像

課題発見、取材、記事執筆・・・ 新聞社のノウハウと課題解決型学習

生徒が自ら課題を見つけ、調べてまとめていく「課題解決型学習」は、新聞記者の仕事に似ています。新聞が発行されるまでには、記者が日常生活の中に潜む疑問や違和感に気づく「課題発見」があり、そして課題を深掘りして調べる「取材」、そして最後に調べた内容を世の中に伝える「記事を書く」という課程があります。教育支援プログラムでは、朝日新聞の取材・執筆のノウハウを伝えるために「インタビュー講座」と「文章の書き方講座」を実施しています。生徒が実際に手を動かすワークショップを採り入れた形での講座で、社会に出ても役に立つコミュニケーションスキルや文章力を育てるヒントをお届けします。

生徒の学びの記録を手元に残す「新聞」

朝日新聞社の新聞制作ノウハウを活用していただき、生徒の学びの集大成として本格的な新聞を発行します。新聞制作のプロが作成したレイアウトがあるので、新聞作りが初めての生徒にも本格的な新聞を作成していただけます。お手元に届く新聞は、一般では印刷が難しい本物の新聞サイズ(406×545mm、ブランケット判)。学びの記録として生徒の手元に残るだけでなく、オープンスクールや地域に配布することで学校のPRに活用されている事例もあります。

新聞イメージ画像

学校カリキュラムに合わせて選べる2コース

記者講演コース

インタビュー講座のイメージ画像

専門分野に精通し、最前線で情報を集めてくる記者の知見は、生徒の探究学習の導入・インプットに最適です。社会で「今、何が起きているのか?」を生徒が正しく知ることで、課題を発見するヒントになります。希望テーマに関する取材経験が豊かなスタッフが講演します。

【コース内容】

インタビュー講座or文章の書き方講座+記者講演+新聞制作4ページ(1000部)
①インタビュー講座or文章書き方講座(どちらか一つを選択ください)
弊社社員や記者経験のあるOBが講座を実施します。
両方実施したいという場合は、別途オプションを参照ください。

②記者講演
記者講演は生徒の人数分の教材が含まれます。

③新聞制作(4ページ 1000部)
生徒の学習のまとめとして、4ページの新聞にして発行します。

講演テーマ例
SDGs、平和、戦争、原爆、国際情勢、人権、環境、科学、宇宙、生命倫理、文化など

地域課題コース

地域課題を探究学習で取り上げたい学校には、このコースがおすすめです。SDGsの視点で考えながら解決策を考えていく教材『探究×SDGs-地域の課題解決のコツ』(発行:朝日新聞社)を活用しながら、生徒自身が地域課題を発見し、解決策を考えます。フィールドワークやグループでの探究学習を深め、成果を新聞の形にまとめます。「地域」を修学旅行先に設定すると、修学旅行の事前学習、事後学習のコースとしても活用いただけます。
地域課題をテーマにしたい、遠足などでフィールドワークに取り組ませたい、修学旅行の教育プログラムを充実させたい学校に特におすすめです。

【コース内容】

インタビュー講座or文章の書き方講座+「探究×SDGs教材」+新聞制作4ページ(500部)
①インタビュー講座or文章書き方講座(どちらか一つを選択ください)
弊社社員や記者経験のあるOBが講座を実施します。
両方実施したいという場合は、別途オプションを参照ください。

②教材『探究×SDGs -地域の課題解決のコツ』
生徒の人数分の教材が含まれます。
※教員用指導書(3,300 円税込み/1部)は別販売になります。

③新聞制作(4ページ  500部)
生徒の学習のまとめとして、4ページの新聞にして発行します。

教材『探究×SDGs -地域の課題解決のコツ』
SDGs(持続可能な開発目標)の視点から地域の課題を理解し、課題解決に向けて自らアクションを起こしていくことを目指した教材です。詳細はこちら→

学校に合わせてカスタマイズできるオプション

①記者講演
②インタビュー講座
③文章の書き方講座
④新聞を使ったワークショップ
「今」を伝え続ける新聞を使ったワークショップ。全国の多くの学校に導入されている「ペタッと新聞学習付せん」で思考の見える化をします。みんなと問題や課題を共有しやすくなるばかりか、新たな気づきが生まれ、課題解決に向けた様々な取り組みが可能になります。「調べ学習やフィールドワーク」に向けての導入に最適です。詳細はこちら→ 
⑤SDGs講座
必要に応じて、「SDGsゲームや授業」 を実施します。
⑥新聞増ページ・増部数
4Pごとに増ページが可能です。また、増部数も賜ります。
⑦新聞用生徒原稿添削
成果物の新聞掲載用の生徒が書いた原稿を添削します。

実践事例

テスト武庫川女子大付属高校/大崎剛史先生・担当国語
2023年度、高校2年生の探究活動(MSタイム)のカリキュラムに、記者講演コース(旧EDURAL)を採り入れました。本校では探究活動における文理融合を進めており、文系・理系どちらからもアプローチしやすい「SDGs」をテーマに学べる点が魅力だったからです。カリキュラムには、新聞に付箋(ふせん)を貼りながら学ぶ「ペタッとSDGs」も導入し、加えてSDGsに詳しい記者の講演会を開き、もののの見方や考え方、アプローチの仕方についての説明で生徒の関心を引くような講演会でした。本校では、進学後や社会でも求められるプレゼンテーションの能力や人に伝える力を育むことに力をいれてきたので、教育支援プログラムの「インタビュー講座」や「文章の書き方講座」は、教員では教えられないプロのノウハウを学ぶよい機会になりました。企業や各種団体へ訪問してのフィールドワークでは、このカリキュラムで生徒たちが学んだ内容を実践的に生かしてくれることを期待しています。年度末には、生徒たちに学習の集大成として新聞制作に取り組みます。新聞は生徒たちの思い出として手元に残してもらうだけでなく、これから中学・高校受験を考えている生徒や保護者に、本校独自の探究活動での学びを伝えるツールとして活用していこうと考えています。

武庫川女子大付属高校の実践を紹介した記事はこちらからご覧いただけます。

「性」「食」「環境」……課題解決考えた 武庫川女子大付属高で探究発表会

よくある質問

コース設定について

実施形態
Q:集中講座のように3泊4日等で夏休みなどに実施できますか?
A:集中講座としてご活用いただけます。詳細はお問い合せ下さい。

Q:年度をまたいで実施できますか?
A:実施できます。詳細はお問い合せ下さい。

受講人数について
Q:プログラムがスタートしてから、受講人数を変更することはできますか?
A:変更は可能です。増えた場合は、その分の費用をご負担いただきます。減った場合はスタートした時点の人数で費用が発生します。ご了承ください。

記者講演コース

実施形態
Q:リアルに講演してもらうことはできますか?
A:可能です。ただし、講師の交通費や宿泊を伴う場合は宿泊費が別途必要になります。詳細はお問い合せください。

Q:講演テーマを決めかねています。一緒に考えてもらえますか?
A:必ず実施前に事前打ち合わせを行います。その場でご相談いただくか、お問い合せください。

課題解決コース

実施形態
Q:講座は両方(インタビュー講座、文章書き方講座)実施してもらえますか?
A:可能ですが、追加の講座分はオプションとなり、別途費用が必要となります。

Q:教材の指導書はもらえますか?
A:教員指導書は1冊3,000円(別途消費税)で販売しています。

新聞制作について

レイアウト
Q:レイアウトの詳細を教えて下さい?
A:基本のレイアウトパターンからお選び下さい。1面は2種類、2面以降は6種類です。

Q:学校紹介枠の原稿を作ってもらえますか?
A:別途費用で制作できます。お問い合せ下さい。

文字数
Q:教員が用意する文章の文字数はどのくらいですか?
A:レイアウトパターンで異なりますが、約400文字から600文字です。

Q:1面の文章は校長が書かなければいけませんか?決まりはありますか?
A:学校にお任せしています。学校内でご相談いただき、執筆者を決定ください。

Q:1面の文章についても生徒が書いてもいいですか?
A:学校にお任せしています。学校内でご相談いただき、執筆者を決定ください。

Q:2面以降の1枠の文章量はどのくらいですか?
A:レイアウトパターンで異なりますが、約400文字から600文字です。

Q:2面以降の1枠の文章量を変更することはできますか?
A:原則レイアウトパターンで文字数が決まっています。枠ごとに変更すること、ページごとに変更することはできません。

Q:グループで一つの枠の記事を書くのでしょうか?
A:学校にお任せしています。

Q:個人で書かせることはできますか?
A:学校にお任せしています。

工程・手順
Q:どのような手順・工程で新聞の形になるのでしょうか?
A:WEBを用いた入稿フォームを使います。入稿完了後に、新聞の形にしたPDFの形で印刷前に確認してもらいます。

Q:新聞の記事を生徒が書いて入稿するまでどのくらいのコマ数をとっておけばいいですか。
A:入稿フォームに記入する時間は1コマで対応できます。入稿フォーム入力後は原則変更ができませんので、入力前に原稿を完成させる必要があります。

講座について

受講形式
Q:6クラスあります。クラス分の講師を派遣してもらえますか?
A:原則講師は1日1名、オンライン実施を想定しています。派遣は出来ますが追加する講師の数の講師料、交通費、宿泊が伴う場合は宿泊費が発生します。詳細はお問い合せください。

Q:学年を2つの日程に分けて受講日を設定できますか?
A:原則講師は1日1名、オンライン実施を想定しています。派遣は出来ますが追加する講師の数の講師料、交通費、宿泊が伴う場合は宿泊費が発生します。詳細はお問い合せください。

Q:体育館、教室に分散して受講したいのですが可能でしょうか?
A:オンライン講座なので、学校内のオンライン環境をつないで実施が可能です。

Q:オンラインの講座ではどのように双方向性を担保してもらえるのでしょうか?
A:先生方にサポートしてもらうことで、講師と生徒とのスムーズなやり取りが可能です。

Q:オンラインの講座で生徒は集中するものですか?
A:生徒の集中力を保つようなワークショップ型の講座の設計です。

内容
Q:自分たちの学校のレベル・目標など希望におそった内容に変更してくれますか?
A:講座前に事前打ち合わせを行います。ご相談いただくか、お問い合わせください。