オンライン授業の質を検証し、ノウハウを共有

2020年度は、春学期と秋学期の多くの科目をオンラインで開講しました。大学の使命である教育・研究活動を維持し、「学びを止めない」との思いできめの細かい対応を実施しました。ノートパソコンやモバイルWi-Fiルーターの貸し出しを始め、オンライン授業の質を高めるための検証や講習の機会を積極的に設けてきました。さらに、全学生に一律5万円の「学修環境整備奨学金」を給付。学生からは「感染リスクが減らせた」「授業に集中しやすい」「授業時間以外での学習時間を確保しやすい」といった声が寄せられました。また、全学生に付与したZoomの有償ライセンスは、授業やゼミの活動はもちろんのこと、部活やサークルの活動、友人間のコミュニケーション手段としても幅広く活用されています。

自信をもって、自らの道を切り開いてほしい

2021年度は、感染対策に十分留意したうえで対面授業とオンライン授業を併用。双方のメリットを生かした質の高い授業を展開します。学生の皆さんには、社会がどのような状況であろうと自らの進む道を、自信をもって切り開いてほしいと思います。リベラルアーツを教育活動の主軸に据える立教大学。社会が困難な時にこそ、幅広い知識と教養、総合的な判断力を身につけてもらいたいと願っています。

立教大学
 総長 郭 洋春