音楽を深く学びたいと考える高校生・中学生や保護者、社会人に、音楽大学の特色を知ってもらうイベント「音楽大学・音楽学部 体験フェア2024」が6月9日、有楽町朝日ホール(東京)にて開催されました。イベントの模様をレポートします。

主催:音楽大学・音楽学部体験フェア2024実行委員会
後援:朝日新聞社メディア事業本部
参加校:愛知県立芸術大学、沖縄県立芸術大学、国立音楽大学、昭和音楽大学・昭和音楽大学短期大学部、洗足学園音楽大学、東京音楽大学、東邦音楽大学・東邦音楽短期大学、桐朋学園大学・桐朋学園芸術短期大学、武蔵野音楽大学

大学プレゼンテーション

「音楽大学・音楽学部体験フェア2024」では、全国から9つの音楽大学・音楽学部が集結し、ステージ上で、大学の教育理念やカリキュラム、卒業後の進路などについて説明。在校生・卒業生による演奏やインタビュー、施設の映像などを交えた発表で、特色をアピールした。

(披露順。クリックすると詳報に遷移します)

東京音楽大学「伝統と革新が共存する音楽大学」
沖縄県立芸術大学「世界遺産・首里城の麓で感性を磨く~沖縄から未来へつなぐ新しい文化芸術の創造を~」
武蔵野音楽大学「理想的な演奏・学修環境の実現~伝統と先進が響き合う未来へ~」
東邦音楽大学・東邦音楽短期大学#東邦だからできること」
洗足学園音楽大学「時代とともに柔軟に進化し続ける洗足学園音楽大学」
国立音楽大学「『ベートーヴェン初期印刷楽譜コレクション』一くにおんの豊かな研究環境一」
愛知県立芸術大学「『芸術の森』で学び、『芸術の力』で社会や世界とつながる」
昭和音楽大学・昭和音楽大学短期大学部「『劇場・ホールがあるキャンパスで“本物”を学ぶ!』~将来の可能性を広げる22の選択肢~」
桐朋学園大学・桐朋学園芸術短期大学「生涯、音楽と共に暮らせるように!一桐朋学園大学の挑戦一」

来場者の声を紹介

会場には、各大学の教職員らに直接相談できる「個別進学相談会」のブースが設置され、熱心に話し込む姿も。参加した生徒や保護者らは、「大学生活の具体的なイメージを広げることができた」と、満足げな様子だった。

トランペットと電子オルガンをやっています。大学のプレゼンテーションや演奏を聴き、クラシックだけではなく、多方面の音楽を学べるということを知り、とても参考になりました。(中3女子)

実際に活躍されている在学生の方の演奏や、どのような演奏活動をしているかというお話などを聞くことができ、具体的に自分の大学生活について思い描くことができました。(高1女子)

中学1年の時から5年、フルートをやっています。それぞれの大学の特徴や、どんな人を育てるかといったお話を詳しく発表してくださっていたので、進路選びにとても役立ちました。(高2女子)

ピアノやアルトサックス、バスクラリネットと、いろいろな楽器を経験してきましたが、音楽大学ではどんなことが学べるか知らなかったので、知りたいなと思って聞きに来ました。(高1男子)

ピアノやバイオリンをやっている孫がいます。まだ小学生と中学生なので先のことなのですが、将来を考えて勉強に来ました。生演奏もあり、とても和やかでよかったです。(女性)

部活でアルトサックスを吹いています。友人と3人で参加しました。プロの演奏家の道しかないと思っていたので、卒業後の進路が思ったより広いということがわかって参考になりました。(高2女子)