2023年度大学入学共通テストの時間割
入試センターが呼びかける受験時の注意
追試験・再試験の事例
保護者が志願票を書くことに伴うミス(会員限定)
マークにまつわるミス(会員限定)
試験日 | 教科 | 科目 | 試験時間(*注1,2) |
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第1日 1/14 (土) |
地理歴史 公民 |
「世界史A」 「世界史B」 「日本史A」 「日本史B」 「地理A」 「地理B」 「現代社会」 「倫理」 「政治・経済」 「倫理,政治・経済」 |
2科目選択 9:30~11:40(*注3) 1科目選択 10:40~11:40(*注3) |
国語 | 「国語」 | 13:00~14:20 | |
外国語 | 「英語」 「ドイツ語」 「フランス語」 「中国語」 「韓国語」 |
【リーディング】 「英語」 【筆記】 「ドイツ語」 「フランス語」 「中国語」 「韓国語」 15:10~16:30 |
|
【リスニング】 「英語」 17:10~18:10 |
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第2日 1/15 (日) |
理科① | 「物理基礎」 「化学基礎」 「生物基礎」 「地学基礎」 |
9:30~10:30(*注4) |
数学① | 「数学Ⅰ」 「数学Ⅰ・数学A」 |
11:20~12:30 | |
数学② | 「数学Ⅱ」 「数学Ⅱ・数学B」 「簿記・会計」 「情報関係基礎」 |
13:50~14:50 | |
理科② | 「物理」 「化学」 「生物」 「地学」 |
2科目選択 15:40~17:50(*注3) 1科目選択 16:50~17:50(*注3) |
(注1)試験室への入室終了時刻については、受験票等を送付する際に同封する「受験上の注意」に明示します。
(注2)試験開始時刻に遅刻した場合は、試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り、受験を認めます。ただし、リスニングは、試験開始時刻(17時10分)までに入室していない場合は受験することができません。
(注3)「地理歴史、公民」及び「理科②」については、登録した科目数(1科目又は2科目)によって試験開始時刻が異なります。「2科目受験する」と登録した場合は、試験当日に1科目のみを受験する(1科目だけ受験を取りやめる)ことはできません。このため、遅刻者の試験室への入室限度(「地理歴史、公民」は9時50分、「理科②」は16時)までに入室していないと、後半の第2解答科目を含めて、その試験時間は一切受験することができません。また、第1解答科目のみ受験し、途中退室することもできません。
なお、第1解答科目と第2解答科目の間の10分間は、トイレ等で一時退室することはできません。
(注4)「理科①」は試験時間60分で必ず2科目を選択解答してください。1科目のみの受験は認めません。
2023年度大学入学共通テストの時間割
本試験は1月14日、15日、追試験・再試験は2週間後
表は、大学入試センターが発表した2023年度の共通テストの時間割です。1日目の14日は地理歴史・公民、国語、外国語、2日目の15日は理科①、数学①、数学②、理科②の試験が実施されます。時間割に今年度からの変更はありません。
新型コロナウイルスへの感染など、やむを得ない事情で試験を受けられなかった生徒は、追試験の対象となります。追試験は本試験から2週間後の1月28日(土)と29日(日)に実施されます。大雪などで本試験が実施できなかった場合の再試験も、同じく1月28、29日に行われます。追試験・再試験の会場は22年度のように全国の各都道府県に設置されるのかは未定です。今後のコロナ禍の状況などを踏まえて文部科学省が決定します。大学入試センターの発表にご注意ください。
入試センターが呼びかける受験時の注意
大学入試センターは、大学共通テストの受験生に向けて配布している「受験上の注意」の中で、過去に起きた事例や想定されるトラブルへの注意喚起を行っています。2023年度の受験上の注意は公開前(2022年10月1日時点)ですが、「受験上の注意」が手元に届いたら必ず確認しましょう。今年1月の共通テストでは、同センターが受験生に向けて「特に気をつけなければならない注意事項」として、下記の事例を挙げています。
「地理歴史,公民」と「理科②」の2科目受験に注意
「地理歴史,公民」と「理科②」については、「2科目受験」という選択肢があります。2科目受験で登録した場合は,試験当日に1科目のみを受験することはできません。2科目受験は1科目受験よりも50分早く始まるため、1科目のみの受験生と同じ時間に入室しようとしても、遅刻者の入室限度を超えてしまいます。また1科目だけの解答を終えても途中退出することはできません。

名前が似ている教科が同一の問題冊子に入っている
国語を除く各教科には複数の科目が設定されており、自分が選択した科目と名前が似た科目を間違って選んで解答してしまうこともあります。センターが類似例として挙げた事例には、地理歴史と公民のうち「倫理」と「倫理,政治・経済」、数学①の「数学Ⅰ」と「数学Ⅰ・数学A」、数学②の「数学Ⅱ」と「数学Ⅱ・数学B」などがあります。解答を記入し始める前に、自分が選択した科目の冊子かどうか、必ず確認しましょう。
持ち物の制限
受験本番は不正防止のため、所持品にも厳しいチェックが行われます。
机の上に置くことが出来るのは、受験票と写真票のほかに黒鉛筆、シャープペンシル、プラスチック製の消しゴム、鉛筆削り、時計などです。スマートウォッチなどの高性能な時計や、そうした機能の有無が判別しづらいものも禁止されています。
■机の上に置ける持ち物の例*2022年度
- 黒鉛筆(H,F,HBのみ。和歌や格言が印刷されていると不可)、鉛筆キャップ
- シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可、黒い芯に限る)
- プラスチック製の消しゴム
- 鉛筆削り(電動式や大型のもの、ナイフ類は不可)
- 時計(辞書,電卓,端末等の機能があるものや、それらの機能の有無が判別しづらいもの、秒針音のするもの、キッチンタイマー、大型のものは不可)
- メガネ、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋又は箱から中身だけ取り出したもの)
追試験・再試験の事例
大学入試センターが公表している追試験の対象者には、インフルエンザや新型コロナウイルスに感染した場合や、事故などが想定されています。
■大学入試センターが公表している追試験の対象者
- 疾病(インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルス・風邪等を含む)、負傷により試験を受験できない者
- 試験会場に向かう途中の事故により試験を受験できない者<
- その他のやむを得ない事由(両親等の危篤・死亡、自宅の火災等)により試験を受験できない者
上記のほか、2018年1月以降、前身のセンター試験と共通テストで追試験や再試験となった事例の一部を紹介します。受験の日に万が一、予期せぬ事態が起きても、冷静に対応するように心がけましょう。
■追試験・再試験となった事例(過去5年から抽出)
- 電車の遅延(雪や事故、車両トラブル)
- 正規の試験時間が確保されなかった(試験監督のミス、10秒間の時間不足なども対象)
- 暴風雪警報での試験中止
保護者が志願票を書くことに伴うミス
保護者にしてみれば、忙しい受験生に代わって願書くらい書いてあげようと思うかもしれません。しかしこれで思わぬミスを招いたり、トラブルにつながったりすることが実際に起きています。